「場所を借りるのではなく、環境をサービスとして受ける」。そんな発想でH¹Oへの移転を決めた山陰酸素工業。地域密着のDNAを大切にしながら、最新のワークスタイルを取り入れることで、社内の満足度調査(サーベイ)の数値も向上。老舗企業が東京で体現する、理想のオフィス戦略を紐解きます。

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オフィス移転のきっかけ:「働く人を中心に据える」という経営方針の実行。

H¹Oに決めた理由:「仕事に集中できる”最高の環境”を手に入れる」という感覚。

利用開始による課題解決:従業員満足度の向上と、先進的なワークスタイルの確立。

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産業用・医療用ガスの安定供給を通じて、地域社会のインフラを支える山陰酸素工業株式会社。H¹O浜松町に東京支店を移転した経緯と、拠点づくりに込めた想いを、東京支店長 前田 渉 氏(以下、敬称略)・次期東京支店長 今岡 浩史 氏(以下、敬称略)に語っていただきました。

安全安心・”当たり前”を支える山陰酸素工業

Q. 事業内容について教えていただけますか?

前田: 山陰酸素工業は1946年、島根県松江市で創業し、今年で80周年を迎えます。戦後、呉の海軍から引き上げてきた酸素製造器を活用し、「地元の産業を復興させよう」という志から始まった会社です。

現在は鳥取県米子市に本社を置き、産業・医療用ガスやプロパンガスなどの供給を主力事業としています。関東には1971年に進出し、現在は4拠点。東京支店は、その関東エリア全体を管轄するハブの役割を担っています。

今岡: 私たちが扱っている「ガス」の販売は、ただ売って終わりではありません。特に我々が注力しているのは、お客様の工場内に常駐して、現場と一体となって運営を支援するスタイルです。

前田: たとえば大手金属メーカー様の工場内にスタッフが常駐し、ガスの供給管理から保安まで一手に引き受けます。水道の蛇口をひねれば水が出るのと同じように、ガスも「当たり前に、安全に供給される」環境を支える。

お客様と一体となって生産を司る、いわば「ゲートキーパー」のような存在を担うのが私たちの役割です。

Q. ご移転のきっかけについて教えていただけますか?

前田: 以前のオフィスは築年数も経っており、現代の働き方にフィットしきれていない面があったので、2022年頃からすでに移転の構想はありました。

それから社長が掲げる「働く人を中心に据える」という方針を具現化するため、約30件の物件を実際に内見して、慎重に比較検討を重ねました。

「H¹Oで働きたい」で手に入れた“最高の環境”

Q. H¹Oを選んでいただいた決め手はなんでしょうか?

前田: 多くのオフィスを見ましたし、当初はワンフロア貸し切りなども検討しましたが、H¹Oは「場所を借りる」というより、「仕事に集中できる“最高の環境”を手に入れる」という感覚が強かったです。決め手は大きく3つあります。

●管理業務のアウトソーシング: 清掃や備品管理などの細かな負担が解消されて、営業活動に注力できる環境が整っています。これは少数精鋭の支店にとって非常に大きなメリットです。

●専有部と共有スペースの使い分け: 集中したい作業は個室で行い、WEBミーティングや打ち合わせは開放的なラウンジで行うといった、自律的な使い分けが可能になったこと。

●生体認証による利便性: 鍵の管理が不要な生体認証は、出入りの多い拠点において非常にストレスフリーであり、高度なセキュリティも担保されています。

浜松町の物件は、以前見たH¹Oのイメージを覆すほど窓が大きく開放的でした。メンバーから「ここで働きたい」という声が自然と出たことが、最終的な決め手です。

Q. 実際にH¹Oをどのように使っていますか?

前田: メインは個室での業務ですが、WEBミーティングや本社との定例会議の際は、2階のラウンジに移動して行います。環境を変えることで適度なリラックス効果があり、会議の質も上がっていますね。

本社から出張で来るメンバーも多いのですが、羽田や主要駅からのアクセスも良く、屋上から見える東京タワーの景色は特に驚きの声が上がります。

今岡: 「集中したい時はラウンジ、事務作業は個室」と、メンバーそれぞれが自律的に場所を使い分けているのが良い点です。コーヒーを淹れたり、アロマの香りで落ち着いたりと、ラウンジに行くとリフレッシュもできます。

また、お取引先様をお迎えした際も「新しい働き方ですね」と褒めていただくことが多く、会社の姿勢をポジティブに伝えられる場所だと感じています。

Q. H¹Oご利用前後で何が変わりましたか?

今岡: 非常に良い変化を感じています。たとえば、レセプションの方々が日々声をかけてくださるような「人の温かみ」がある環境は、心理的なゆとりにも繋がっています。

イベントの時にも会話の中で地元の話題に触れてくださることがあり、社内で完結しない適度な距離感のコミュニケーションが職場の雰囲気を良くしてくれています。

前田:共有スペースのカップの位置一つとっても、私たちの声を聞いて日々改善されているのが分かります。

実際、働きがいを可視化する「サーベイ」で計測した社員からの評価ポイントは、移転後に「職場環境」の項目で1.3倍に向上し、その後も「メンタル・フィジカル・エンゲージメント」といった項目でも継続的に高いレベルを維持しています。

今岡: 朝早くから清掃を担当されている方と挨拶を交わすこともあり、施設全体に漂う丁寧な管理体制が、安心感に繋がっています。機械的なシステムだけでなく、人の気配を感じる。こうした心地よさが、仕事への集中力を高めてくれます。

魅力的な東京支店で新しい挑戦のロールモデルをつくる

前田: 私たちが扱っているものは、社会になくてはならないインフラです。安定や安心が何より求められる分野だからこそ、お客様や地域との密着こそが私たちのDNAだと思っています。

東京支店が魅力的な拠点であり続けることで、山陰からも、新しく入る方からも「ここで働きたい」と思われる会社にしていきたいですね。

今岡: H¹Oのような素晴らしい環境を活かして、若い力と一緒に新しいことに挑戦していきたいと考えています。

私たちの強みである「人と人とのサービス」を大切にしながら、東京支店を全国へ展開していくためのハブにしていきたい。ここでの働き方が、山陰酸素工業のこれからのビジョンを示す一つのロールモデルになればと思っています。

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